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遮熱とは?

  • info0780362
  • 7月8日
  • 読了時間: 3分

遮熱とは、「太陽」「床暖房」「電気ストーブ」などから放出される輻射熱の熱移動を防ぐことを意味します。輻射熱とは、赤外線で伝わる熱のこと。輻射熱は電磁波によって伝わる熱のため、人体の奥まで熱が届く特徴があり、人体の体感温度を上げる原因のひとつとされています。


工場内の暑さの主な原因は、太陽の輻射熱です。この輻射熱をコントロールすることが、工場・倉庫の熱対策で最も重要になります。

遮熱と断熱の違い

似た言葉に「断熱」というものがあります。遮熱は輻射熱の熱移動を防ぐことを指しますが、断熱は伝導による熱伝達を減らすことを指します。

  • 遮熱……輻射熱の熱移動を防ぐこと

  • 断熱……伝導熱・対流熱の熱移動を減らすこと

ここまでに「輻射熱」「伝導熱」「対流熱」という3つの熱が出てきました。この3つの熱はそれぞれ性質が異なります。そして適した対策方法も異なるのです。つまり、熱の根本原因を見つけ(3種類のうち、どの熱が原因となっているのか?)、対策しなければ、効果的な対策は行えません。

たとえば、伝導熱とは湯たんぽ・カイロ型の熱で、肌に直接触れて伝わる熱のことです。対流熱とは、エアコン、温風ヒーター型の熱で、風や空気で伝わる熱を意味します。輻射熱とは上述の通り、電気ストーブや太陽など、赤外線で伝わる熱のことです。

この3つの熱うち、輻射熱の熱移動を防ぐ対策が「遮熱」と言われます。

遮熱対策による3つの効果

では次に、遮熱対策を行うと、どのような効果があるでしょうか。主に3つの効果があります。

  • 日射による輻射熱を反射する(暑さ対策)

  • 電気ストーブや床暖房による輻射熱を室内へ反射する(寒さ対策)

  • 電気代や光熱費の削減に、間接的に貢献する


太陽による輻射熱を室外へ反射する(暑さ対策)

太陽から放出される輻射熱は、屋根・窓・壁を通じて室内に侵入し室温を上昇させます。さらに電磁波によって伝わる輻射熱には、体の奥まで伝わる作用があるため、より暑さを感じるようになります。


遮熱対策を行うことで、屋根・窓・壁から輻射熱が室内に侵入するのを防ぎ、室外へ反射することができるため、室温の上昇を防ぐことができます。工場・倉庫などの屋根の多くは折板屋根です。折板屋根は一般住宅の屋根以上に輻射熱の影響を受けやすく、太陽から受ける熱が、工場内に広がりやすいです。その結果、室内が高温になり、工場内の労働環境を悪化させます。

そういった状況を避けるために、工場屋根に遮熱対策を行うことで、輻射熱の侵入を防ぎ、室温の上昇を抑制することができます。


【遮熱工事サーモバリア】

屋根・壁に遮熱シートを施工する

遮熱シートとは、金属膜のアルミ箔をシート状に加工したものです。遮熱シートには日射からの輻射熱を反射する作用があり、住宅の屋根・壁へ施工することで、夏の暑さ対策に役立ちます。さらに遮熱シートを内壁に施工することにより、室内の熱が屋外へ逃げるのを抑える働きによって、冬は寒さ対策にも効果を発揮します。

また、遮熱シートを住宅の屋根・壁に施工することにより、室内の空調効率がアップし、電力光熱費削減などの省エネ効果も期待できます。遮熱シートの効果については「遮熱シートの効果とは?実際の実験データからその疑問にお答えします」で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

遮熱シートは金属製のシートを直接貼り付ける施工であることから、遮熱塗料よりも熱反射率が高くなります。遮熱塗料の熱反射率は、おおよそ60~80%前後であるのに対して、遮熱シートは、熱反射率95%~98%のものが多いです。(※弊社のサーモバリアは、輻射熱を97%カットします)

遮熱シートは、遮熱塗料より熱反射率が高いので、「夏の暑さ・冬の寒さ対策に、高い効果を期待したい」という場合におすすめの対策と言えるでしょう。

全瓦連マーク

屋根の丸三

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