断熱材と遮熱材の違いとは
- info0780362
- 7月8日
- 読了時間: 2分
断熱材と遮熱材の違いとは?
断熱材=熱の伝わりを遅くする材料
遮熱材=熱(輻射熱)を反射する材料
断熱材の特徴
断熱材は空気を多く含んだ素材で、この空気の層が多ければ多いほど熱の伝わりが遅くなります。つまり、熱を断つことを目的としている断熱材は、空気の層の厚みが重要になってきます。
この厚さが増すごとに断熱材としての性能がアップします。
ポイント
断熱材は厚さが重要。厚いと性能がアップ
ただし、断熱材にも苦手な”熱”があります。例えば.....羽毛布団やダウンジャケットは空気層を多く含んだ断熱材と同じく私達を暖かく包んでくれます。
では布団を天日干しするとどうなりますか?太陽の熱を吸って高温になりますよね?
このように断熱材は太陽の熱を吸収して、夏場は屋根裏や壁の中の断熱材が太陽の熱を溜め込み家の中に放熱するため、室内が高温になってしまうことがあります。

遮熱材の特徴
遮熱材は金属膜のアルミ箔をシート状に加工したもので、熱(輻射熱)を反射する働きにより熱の伝わりを抑えます。
熱の反射に優れたアルミ箔を使用し、アルミの純度が高いほど反射性能が高まります。断熱材とは違い、熱をアルミ箔の表面で反射するので厚みは必要ありません。薄いものでは0.2㎜の厚みしかないものもあります。
ポイント
遮熱材はアルミの純度が重要。純度が高いと反射性能アップ
ただし、こちらも断熱材と同様に、遮熱材にも苦手な“熱”があります。
例えば......遮熱材は太陽の熱を大きく反射し、建物への熱の侵入を抑えるため、断熱材のように熱を溜めることはありません。しかし、遮熱材を温風に当てたり直接高温の鍋ややかんに触れると、即座に熱くなります。
反対に、断熱材は熱くなりません。
