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今こそ、家畜農家が「暑さ対策」をやるべき理由とは?大切な家畜を守るために「対策方法」と「事例」を知ろう

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  • 9月1日
  • 読了時間: 4分
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家畜農家が「暑さ対策」を必要とする理由とは


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牛、豚、鶏などの「家畜動物」は、暑さに弱い特徴があります。家畜動物が暑さを感じると、暑熱ストレスを受けてしまう可能性大。特に昨今の暑さは酷く、気温が40度近い日も少なくありません。家畜動物の健康を守るためには、今後のことを考えても暑さ対策が必要不可欠と言えるでしょう。まずは家畜農家に「暑さ対策」が必要な理由について、具体的に紹介します。

  • 家畜動物が暑熱ストレスを受ける恐れがある

  • 輻射熱の影響を受けやすい「折半屋根」のケースが多い

  • 作業員の体調不良、熱中症リスクが高くなる


家畜動物が暑熱ストレスを受ける恐れがある


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牛、豚、鶏などの家畜動物には、それぞれ「過ごすために快適な適温」があります。動物の適温は、厚生労働省の資料「産業動物臨床医学雑誌」にそれぞれ記載あり。資料によると、主な家畜動物の「適温」は以下のとおり。日本の夏では多くのエリアで30度を超えるため、家畜に適した気温出ないことがわかりますね。

  • 乳用牛  4~20℃

  • 肉用牛 10~20℃

  • 豚 5~20℃

  • 採卵鶏 13~25℃

  • 肉用鶏 19~23℃

家畜動物が「適温」以上の温度となる環境下に身を置くと、暑熱ストレスを受けることにより、「生殖ホルモン」が乱れてしまう恐れがあります。

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生殖ホルモンが乱れると生殖機能が上手く機能しなくなり、乳用牛は乳量が落ちる、採卵鶏は卵を産む量が減ってしまう可能性も……。食用家畜の場合(牛、豚、鶏)は、暑熱ストレスを受けると食欲が低下し、痩せこけてしまうこともあるようです。

このように家畜動物達が熱さによって「暑熱ストレス」を受けるようになると、畜産の品質、生産量に悪影響を及ぼす恐れも。家畜動物の品質、生産性を損ねないためにも、畜舎内の温度を「動物の適温」になるよう管理していきましょう。


輻射熱の影響を受けやすい「折板屋根」のケースが多いため


牛舎など「畜舎」の屋根は、一般的に凹凸のある「折板屋根(せっぱんやね)」が多くなります。折板屋根とは、金属の板を凹凸に加工して作られた屋根のこと。軽量で耐久性に優れている一方で、薄い金属製の素材で作られていることから「日射による輻射熱の影響を受けやすい」というデメリットも。

輻射熱とは「電磁波によって伝わる熱」のことで、人体や家畜の体感温度を上げる要因のひとつ。暑さ対策を行うには、輻射熱対策が欠かせません。

折板屋根の輻射熱対策には、屋根に遮熱シートを施工する方法も。遮熱シートとは、輻射熱を反射するアルミシートのこと。畜舎の屋根に遮熱シートを施工することにより、日射による輻射熱を反射し、夏の暑い時期も快適に過ごせるようになります。


作業員の体調不良、熱中症リスクが高くなる


畜舎内の暑さ対策を行うことで、そこで働く作業員の体調不良、熱中症リスクを防ぐ効果も期待できます。上述でも解説したように、畜舎は日射の影響を受けやすい「折板屋根」を利用しているケースが多いため、夏の暑い時期は室温が上昇してしまいがち……。

日射による「輻射熱」は、人体の体感温度を上げる要因のひとつとも言われています。輻射熱対策を行わない状態のままだと、室温が上昇して作業員が暑さで体調不良、または熱中症になるリスクが高くなるので注意しましょう。

熱中症とは、体温上昇により体内の水分・塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が上手く働かなくなる状態のこと。熱中症になるとめまい、けいれん、頭痛などのトラブルを起こし、最悪の場合は死に至るケースも。畜舎内で働く作業員の健康を守るためにも、暑さ対策は必要不可欠と言えるでしょう。


家畜農家が対策可能な「暑さ対策」を紹介


畜舎の建物は、薄い金属製の「折板屋根」が多いため、夏の暑い時期は直射日光の影響を受けて熱くなってしまいがち。屋根の温度が上昇すると熱が室内に侵入し、室内の温度が上昇します。室内の温度が上昇すると、家畜動物が暑熱リスクを受けるリスクが高くなるので、暑さ対策は必要不可欠。

屋根の温度上昇を抑えるには、輻射熱を反射する「遮熱シート」を屋根に施工する方法がおすすめ。遮熱シートを屋根に施工することで、日射による輻射熱を反射し、室温上昇を抑制。室内が快適に過ごせるようになれば、家畜動物達もストレスフリーで過ごせるようになります。

遮熱シートは、屋根の上のみならず畜舎の「屋根下」に施工する方法も。


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まとめ

畜舎内の温度が上昇すると、家畜動物が「暑熱ストレス」を感じるようになり、生産性、繁殖性などが低下する恐れあり。家畜動物の生産性、繁殖性を維持するためにも、畜舎内の暑さ対策は必要不可欠と言えるでしょう。


畜舎の建物は、屋根が凹凸の「折板屋根」であるケースが一般的。折板屋根の場合は、シート状の遮熱シートを貼り付ける「スカイ工法」を施工する方法も。スカイ工法とは、輻射熱の反射性の高いアルミ箔を使用した「スカイシート」を取り付ける工法のこと。


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